ヘタレレジスタンス 《第4章》 Boston編その1

 ↑のつづき

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2016年5月5日

なんか眠れなかった。
昨夜のライブの余韻とかそういうのではない。
なぜなら前夜も眠れなかったから(笑)
まあ両日とも3時間も昼寝したから問題ない(笑)
これっていわゆる時差ボケなんだろうな、、
過去海外旅行にフタ桁は行ってるが時差ボケなった事なんて皆無だったのに。
歳か。

というわけで本日は昼間にBOSTONへ移動して夜は BABYMETAL in BOSTON に参戦しなければならない。
モタモタしている余裕はない。

ボストンへの長い道のり

Last ride to the Subway

8時にはホテルをチェックアウト。
さらばニューヨーク。

ボストンへの移動はアメリカ国内線で。
日本から来た時のジョンFケネディ空港ではなく、ラガーディア空港というところからボストンのローガン空港へアメリカン航空を使って行くのだ。
ラガーディア空港へは地下鉄とバスを乗り継いで行ける筈。
Googleマップさんよろしく頼む。

ニューヨークの地下鉄に最後の乗車。
結局7days Unlimitedなメトロカードは元をとってないな。
しかし安全になったか知らんが駅はどこもションベン臭いしそこはかとなく退廃的な空気感な鉄道だった。

ニューヨーク地下鉄にもこんな便利な案内システムを付けられる技術というかインフラあるんかい。
あるんなら全車両に装備しとけよ今回初めて乗ったわ。
これがあれば昨日の目的の駅を乗り越してしまうというハプニングも避けられたのに。 

Troubles when using the Bus

駅を降りたら目の前にバス停があった。。 

このバス路線に限っては事前にこれでチケットを発行するらしい。 

などとツイートしてたらバスが来て危うく乗りそびれそうに。
慌てて走っていき飛び乗ったら見事にドアに挟まれた
容赦ないな。

M60だから路線はこれで合ってる筈。
けど降りる停留所の名前はなんてとこだろうか。
普通にラガーディアエアポートとかなのかな。

・・・・・・。
まあいい。
とりあえずGoogleマップさま頼みで。

道も悪けりゃ運転も荒い。

で、降りた。
あれ?、、沢山の人が降りるので釣られて降りてしまったが。
これは空港の停留所とは違うな(汗)
もうちょっと先のようだ。
時間も余裕あるしメトロカードあるし大丈夫だぞ俺めげるな。

次のバスを待ってたら上品なヒスパニック系ご婦人がSBSのチケット見せながらスペイン語(の筈)でまくしたてるように何やら話しかけてくる。
拙い英語で俺の事情を説明してみるも全く通じてないし苦笑いで物別れ(笑)
一体何だったんだろう。
きっと親切に何か教えてやろうとしてくれてたんだと思いたい。

しかし俺、どう見てもスペイン語の通じる顔じゃないと思うのだが。
そんな俺に気さくに普通に話しかけてくるのは、、なんかそれでいいのだな。
英語の国で自信を持って自分の言語で押し通す。
俺らはチキンになりすぎな気がした、、、
あ、でもヒョウ柄を着こなすパンチパーマな大阪のBBAならアメリカだろうがイスカンダルだろうが大阪弁で通すのかも知れんな(笑)

俺も自分のSBSチケット見せながら応戦してみたが

ほどなく来たバスにあらためて乗りなおす。
数分で無事ラガーディア空港らしき停留所に。
大勢の人が降りるので俺も。

Troubles at LaGuardia Airport

何か裏口っぽい建物の中に入ってみたらちゃんとチェックインカウンターが並んでた。
アメリカン航空のカウンターへ。
出発便のモニターに目をやるも、、
あれ?俺の乗るAA2168便が載ってない?
おかしいな。
ん〜まあいいや。
と、とりあえずチェックイン手続きした。
ちゃんと手続完了。
ヨカッタ(汗)、、、

ところが手荷物検査のところで
「お前はここじゃないシャトルバスに乗れ」
と意味不明な事を言われ追い払われた。

一旦その場を離れて思案したがさっぱりわからない。
近くにいたアメリカン航空の案内係らしき女性に半ベソかきながら
「俺はどうしたらいいの?」
と訊いたら

「シャトルバスに乗ってターミナルCに行け」
と。
「ここはターミナルBですよ」

一旦オモテに出てアメリカン航空のシャトルバスが来るの待って来たから乗ってみる。
バスはしばらく走ってターミナルCに到着、、、、
てどんだけ遠いねん3km以上は離れてるなおい!

改めてターミナルCのアメリカン航空カウンターでチェックイン手続きしたら愛想のいい係りのハゲオヤジが、
「スーツケースは機内に持って入れるよ」
と。

そそのかされて半信半疑でセキュリティチェックに行ったら、、、
案の定呼び止められてスーツケース開かされてヘアスプレーがダメだと言われて、、
スプレーを捨てるかスーツケースを預けるどっちかにしろと。
セコいけどまだ満タン入ってるスプレーが惜しかったので預けることに。
脱いだ上着や靴やベルトもまた履いて荷物持って係員に誘導されて外に追い出された。
、、、もう一回チェックインカウンターへ行ったらさっきのハゲオヤジ
「どうしたの?ああヘアスプレーね」
と微笑んでスーツケースを預かってくれた。

って、、
ゴルァ!
ここが日本だったらハゲオヤジにボロカス文句言ってやるところだ(笑)
が、郷に入れば郷に従えで(謎)大人しくしておいてやる。

でようやくゲートへ到着。
朝から、いや昨日のラーメン以降何も喰ってないので売店で何か買う事に。
このゲート内には洒落たカフェもいっぱいある。
のだがちと疲れたので出来るだけ会話の省ける選択肢を(笑)
というわけでこれが本日のブランチ。
たったこれだけで1,000円以上してる。
恐るべし。
しかもその売店キャッシュはダメでカードオンリー。
自分で機械に向かってバーコード読ませて精算してるのを店員が横でじっと見てる。
何なんあんたの仕事は?

腹も少し満たされてあとは飛行機乗り込むのを待つだけ、、、
なのだが出発時間が30分遅れるとの案内。

さらに40分遅れに。

何やら事情も説明してたっぽいがよく分からず。

Boston

とにかく40分押しで無事ボストンローガン空港へ到着。
アメリカの国内線、遅れるのは普通の事らしいので40分で済んで良かったくらいの感覚なのかなこいつら。

飛行機でお知り合いになったBABYMETAL同志(笑)と割り勘してタクシーでライブ会場まで乗り付ける事に。
おかげで何も考えずに移動できて楽ちんだった(笑)

タクシーを降りると、、
寒い。
とにかく寒い。
風がきつい。
そんな中ライブハウス前では数10名がすでに並んでらっしゃる。。。

ライブハウスはレッドソックスの本拠地フェンウェイパークの真ん前。

寒すぎるので俺は挨拶もそこそこに速攻でホテルまで退散する事に。
フェンウェイパークもレッドソックスも一切興味ないので華麗にスルー。
本日の宿、ホテル・バックミンスターは目と鼻の先。

すぐ着いた。

Hotel Buckminster

ホテルは趣きのあるヨーロッパ調のボストンの街並みに馴染む建物。
室内も見事に趣きのある部屋だった。
さっきまでいたマリオット・マーキスと大違い。
設備もレトロで快適さとはトレードオフになるのはやむなしか。
エアコンはあまり効かないし何処からか隙間風が入ってくるしシャワー圧は緩いし鏡はバスルームにしかないし。
まあそんな些細な事はいいんだけど。

エアコン、、、動いてるのかどうかすら定かでない。

寒いだけじゃなく雨まで降ってきた。
出るに出れない。

ライブまで4時間くらいあるから予定ではボストン市内やMITとか観に行こうと考えていた。
、、が外は極寒。
しかも雨。
そんな中を春の装いで歩く勇気は当然ない。
結局ライブまでホテル内待機に。

色々と不満のあるホテルだが、Wi-Fi無料でかつスイスイ快適なのは評価する。

テーブルの上にはボストンの観光案内?が。
しかもこれは、、時代やねえ、、中国語版。日本語版はない。

気がつけばホテルの部屋から待ち行列が見える。
こんなとこまで延びてるの?!(◎_◎;)

19時開場の筈がまだ並んでる。
ではこの行列がなくなり始めた頃に部屋を出る事にしよう。
便利な部屋だ。
最高のローケーションに感謝。
気温は7度。
ホンマみんな風邪ひかないように。

腹が減った。
丁度ツイッターでどなたかが最寄りのコンビニの場所をアップしてくれたのを発見。
検索するとホテルから徒歩7分ほど。
まあそれ位は頑張って歩こうと外に出た。
するとホテル前の信号渡ったところにセブンイレブンがあった(笑)
そこでサンドイッチとドリンクを買ってそれを夕食とした。

ちなみにめっちゃマズいサンドイッチだった。

それにしても入場待機の列。
しばらく様子を見てると少しずつ動いているな、、
けどいつまでたっても最後尾が現れない。
今回俺はシート席を押さえているので入場順関係ないからギリギリに入ればいい。
のだが8時になっても最後尾が見えない。

House of Blues

行列がゆっくりでも進んでいるのを見ててこりゃあ並ばないといつまで経っても埒があかんな、まさかとは思うが最悪の場合、全員が入場し終わる前にライブが始まったりしたら目も当てられんし(実際、2010年RUSHライブの時はライブ開始してもまだ駐車場の待機行列は解消されてなかった)、と意を決して並びに行った。
寒い上に相変わらず雨は降るしおまけに日が暮れて夜に、、、
並んで5分で後悔した。

30分以上雨ざらし吹きっさらしを並んだ(涙)
しかも半分は橋の上(寒)

そしてようやく入場(嬉)
既に場内暗転。
案内してもらって席にもつけた。
下手袖側とはいえ3階バルコニーの見晴らし最高。
会場は超満員。
熱気ムンムン。

PAブースもよく見える。

BABYMETAL Live in BOSTON

時刻は9時。
BGMが止まる。
怒号の歓声。

A long time ago in a HEAVY METAL galaxy far far away...

ここではスクリーン代わりの緞帳がないので映像はなしでナレーションオンリー。
ライブは機材トラブルがあったとかの未確認情報だがとにかく30分押しで始まった。


終わった。

雨の行列並んでる時は凍えて泣きそうだったけど(笑)
今回は3階バルコニー下手前列のシート席だったのでゆっくり観れた。
前の柵がちょうど腕とアゴを乗せられる良い塩梅(笑)
高齢者にはありがたい。

俯瞰で見てるとステージの奥からフロアのモッシュ模様まで色々じっくりと観察する事ができて大変面白かった。

ただし今日はスネアもベードラもモワっと響いてヌケが良くなかったし、ボーカルや他の楽器も含めて昨日よりだいぶん音の分離が悪かった。
が、昨日はPA前という一番良い場所だったのに比べて今日は3階バルコニー、と単純に比較はできないな。

後で訊いて知ったのだがステージ最前に(お立ち台ではなく)モニターらしき箱が2つあるがこれは観客用のPAスピーカーらしい。
最前列の観客への配慮として素晴らしい。

メインのPA卓はサウンドクラフトだった。
エフェクトやバス設定する液晶パネルから直接(?)物理的なノブが生えてて面白い。
32チャンネル。

卓の隣のこれは何だろう。
とツイッターで呟いたら教えていただいた。
舞台照明で使うDMXコントローラーなる機械らしい。

ライブ終わってマーチャンに並んでTシャツ買い終わった時にはすでに撤収作業も後半戦。
さすがプロ、仕事が早い。
撤収作業してる人の中に演者はいなかった。
俺らとは違う(笑)

このフライトケースに書いてある CLAIR BACKLINE をググったら出てきた。
この会社が機材もPAも音響スタッフも出してるであろうと推察できる。

今回のツアーは紙芝居が控えめ?
実質オープニングしかない。
House of Blues では緞帳がないからナレーションだけ。
ライブハウスはモニター画面も無かったりで制約あるからそうしてるのか。 

ニューヨークは正に人種のるつぼな客層だったが、ボストンはほぼ白人一色だったな、あと俺ら系。
セキュリティチェックもニューヨークでは身体中をポンポンして調べられたがボストンは鞄の中をちょこっと見ただけだった。
そんなんでテロ防げるのか?

本番中、激しいモッシュサークルが常に2箇所あったが、、
皆激しく暴れまわっててこいつらひょっとして喧嘩してるの?
と心配になる。
がたまに転んじゃう人がいたら一斉に起こしてあげてた(笑)
ああ皆ちゃんと気配りしてるんだな、、と安堵。

モッシュ、クラウドサーフ、Wall of Death。
いずれもNWOBHM時代には無かった文化だ。
すべてBABYMETALのライブで知った。

会場の雰囲気は無機質なPlay Station Theater よりHouse of Blues の方がアメリカぽくていいなあ。
2階席3階席があるところも好きだ。

普段はほとんど買わないバンドTも土産用と併せて買っちまった。
しかしBABYMETALはマーチャンの品種が少ないな。
メタラーにはステッカーが必須だと思うのだが、、
それは30年前の話かな(涙)

ちなみにBABYMETAL TシャツのMサイズ。
たまたま持ってきてた(笑)アメリカンサイズのSサイズRUSH Tと比べると、、
肩幅はほぼ同じだが胸囲と着丈が2cmくらい大きい。

今度はそのRUSH T(Sサイズ)とベビメタTのSサイズを比較すると、、
ベビメタTは胸囲で2cm、肩幅は4cmほども小さい。
メキシコ製なのでアメリカンサイズの筈なんだが随分と違うものなんだな。 


深夜

いきなりホテルのアラームが鳴り出しアナウンスが何度も繰り返される。
エマージェンシーとかインディケイトとかインストラクションとか言ってるが総合して何言ってるのかわからん(涙)
焼け死ぬのは嫌なので念のため着替えて部屋を出ようとしたら既に脱出してた人がロビーから戻ってきて何か間違いっだったよみたいな事を言って部屋入っていった。

しっ信じていいんだな!

まだ外では何やらサイレンらしきものが鳴ってるが。

zzzzzzz(。-ω-)zzz. . 

↓へ続く

 

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